好きという名の幸せをあなたに。


私は今日の病院での検査結果を先生に伝える。


悪性の腫瘍だったこと。


そして手術をしないといけないため今度の月曜日に入院をすること。


話し終えるころには私だけでなく、お母さんも、先生も涙ぐんでいた。


そして陸上部のみんなが帰ってくる前に私とお母さんは学校をあとにした。


それから約2時間後のことだった。


今度は家に陸上部顧問の村上先生と担任である染井先生が来た。


今日の結果を聞きにわざわざ来てくれたのだろう。


お母さんが先生たちにお茶を出し、私は先生たちの正面に座った。


お母さんがおぼんを片付けて私の隣に座る。


「……結果、どうだったんだ?」
 

「悪性の、脳腫瘍でした。それで、……しゅ、手術しないといけないので、そのために、月曜日から入院、します。」


「そっか……」


誰かにこの話をする度に自分が病気なんだ、って嫌でも実感しなくちゃいけなくて。


……そのたびに苦しくなる。


「伏見、まだ陸上部のヤツらにはお前が病気だって話してない」


「私もまだクラスのみんなには話してないよ」


「はい……」


「伏見がいいなら、月曜日にクラスのみんなに言おうと思う」


「……はい、大丈夫です。入院したら学校もしばらく休まないといけないですし」


「あとは部活のみんなにだが、伏見が自分で言うのは難しそうだし、俺から言おうと思っているがいいか?」


「はい、お願いします。テスト期間で部活休みですしみんなとはもう中々会えないと思うので」