好きという名の幸せをあなたに。


「ですので、咲さんにはすぐに手術を受けてもらうことをお勧めします」


「……咲」


これまでなにも言葉を発さなかった私をお母さんが心配そうに見つめる。


「わかりました。手術を受けます!」


私はもう逃げたから、だから、みんなとまた会うために頑張るんだ。


決意を決め私が頷くとその場にいた先生、お父さん、お母さんの表情が少し和らいだ気がした。


「では、月曜日から咲さんには入院していただきます。それから詳しく検査して、手術日を決めましょう」


「はい!」


***


家に帰ると私はお母さんと一緒に学校へ向かった。


学校ではちょうど5時間目の時間帯。


そんななか私とお母さんは保健室へ行く。


陸上が辛くなり、このまま続けるのか、それとも引退するのかで迷っていたときからずっと養護教諭の金城先生にはお世話になっていた。


だから今日、結果を報告したかった。


「失礼します」


「あら、咲さん?もう、病院は終わったの?」


「はい。それで、その詳しく結果もわかったので金城先生に報告したくて……」


「そう、じゃあ部屋移動しようか」


そう言われ、私たちは私がいつもカウンセリングを受けている部屋に来た。


「咲さん、そこ座って。お母さんもどうぞお座りください」


「はい、失礼します」


「失礼します」


「それで…結果どうだったの?」


「実は──」