「そんな事ないよ!でも、何で花?」

「あーそれは名前」

「名前?」


すると橘くんは私に近づいて
耳元で


「咲空」

「ひゃっ」

「分かった?」

「う、うん」

「咲空ちゃん耳弱いんだ」

「橘くんのせいだよ!」

「へーって言うかその橘くんってのやめない?
 俺も咲空ちゃんって名前呼びだしさっ」

「じゃぁ晃樹くんって呼ぶね‼」

「何それ笑顔反則…」

「え?」

「ねー咲空ちゃん
 俺の彼女になってよ」


え?

彼女ってあのお似合いする事?