気づけば11月に突入。


どんどん夏らしさが抜けて、学校では少し遅れてもうすぐ文化祭がある。



そんな中で、わたしと悝世の関係は前とまったく変わらず。



朝、目が覚めたら
真っ先に飛び込んでくる悝世の寝顔。


付き合ってからも、悝世がわたしの部屋で過ごす毎日。



わたしのほうが先に目を覚ますのは相変わらず。



昨日も相当疲れたのか、ごはんも食べずにバタッと寝てしまって。


でも、どんなに疲れててもわたしと過ごす時間はすごく大切にしてくれる。


……のは嬉しいんだけど、悝世の暴走は付き合う前よりさらに増してるから、それを押さえ込むのが大変。



「……ん、えま……」


たぶん寝言。

ゴソゴソ動いて、身体をすり寄せてくる。



早く起こさなきゃいけないのに、こうして悝世に抱きしめてもらうのがすきだから。


なかなか「起きて」って言えない。