好きでした。

そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、
私の前にはとうとう受験という
大きな壁が立ちはだかった。

受験で頭がいっぱいだった私に
恋をするなんて余裕はなくて
受験が終わるまで忘れようと
心に決めた。

でも完全に諦めることはできずに
理科のことは常に質問しに行ったし
理科係になって予定も聞きに行った。

私と話す時の先生の反応は薄くて
他の生徒と話している時の方が
すっごい楽しそう。

もう自分の気持ちがわからなくて
でもやっぱり諦めきれなかった。