(結局姉はあの占いでどんな結果を見たのだろうか)

私は学校に着いてからも何故かその事がずっと気になって仕方がない

(よし!!こうなったら)

ポケットに携帯を入れ屋上へ駆け上がる。

携帯の中から姉の電話番号をみつけ急いで連絡をする。

『トゥルルルルルルルルルチャ』



「お姉ちゃっ…」

「sisterdream!電話してくれて嬉しいのだが今は少し立て込んでいるからかけ直してくれ。それと今朝言ったことは守るように以上!!あの状況からしt」

『トゥートゥー』


なんかすごく忙しそう?電話きれる前に言ってたこと私のことに関係あるのか?それにやっぱり占いの意味教えてくれなかった。

階段と鏡に気おつけろってどういう意味?

ムシャクシャした気持ちで1時間目の魔法史が始まる。

カバンの中には今朝姉にやってもらった宿題…と、古代語で書かれた魔法陣…

(やってしまった…)

それは姉が家でゲーム以上に没頭している新しい魔法の開発で作っていたものだった。

昔私は面白半分で姉の部屋からひとつの魔法陣が書かれた羊皮紙を奪った。

それに気づいた時の姉の剣幕と言えば…

「…返しに行かなきゃ」

『キーンコーンカーンコーン』

予鈴だ…

(先に授業に出るくらいなら…宿題のこともあるし)