完璧王子の裏の顔。







「おーい王子ー。眉間に皺寄っとるぞ〜」





小町が自分の眉間を人差し指で軽くトントンしながらゆる〜い口調で話す。





「はぁ……文化祭の出し物決める時間になった途端に仮装カフェに決まって出るやつも一瞬で決まったんだよ……」





あぁ…篠原くんすごく苦い顔してる……





「ははーん、さては今日クラスの女子に埋もれたな?」





えぇっ!?いやいや、篠原くん頭良いから女子がたくさん来てもさすがに埋もれるというミスはしないんじゃ…?





「おぅ、まさにその通りなんだわ。女子の大群がやってきて俺の仮装服作るからーって制服無理やり脱がされてさ──」