「ごめん小町!お弁当篠原くんと食べるから!」 「はいよー、おつかれ〜」 なんだかすごく気だるげな声が聞こえたけど今はそんなことに構ってる場合じゃない! 私は小町の声を遠くに聞きながら屋上へ先に向かったであろう篠原くんを追いかけた。 「あー…疲れたなー…」 ホントだよー… さっき篠原くんに追いついて屋上に着くまでお話してたんだけど、なんかめんどくさい事を先生に任されたらしくて頼まれた当初は先生にいい顔してたらしいんだけど内心嫌気が刺していたらしい。 「信頼されてると大変なんだねー…」