完璧王子の裏の顔。







「はぁ…なんの御用?」





また奴隷扱いされるのだろうか?





だったら本気で逃げようか…?





「今から屋上行くぞ。昼飯、一緒に食え」





えぇっ!





「どーして!」





「そーゆー気分なの、悪いかよ」





そんな事を言いながらズルズル引きずられていく私。





「私のお弁当まだ教室だよー!」





それに私を物扱いするんじゃないよっ!





奴隷扱いするより酷いんじゃない!?





「とりあえず離してっ!!」





篠原くんに反抗して無理やり離れる。





急いで教室に戻ってお弁当と水筒を持って篠原くんを追いかける。