完璧王子の裏の顔。







「あれれ〜?愛深が頼んだ時は突き放したのに来るんだ〜?」





「俺の気が変わったんだよ、文句あっか!」





「べっつに〜?」





小町、思いっきり毒舌王子からかってる…





「来てくれてありがとう、篠原くん」





私が篠原くんにお礼を言ったらん、と短く返してくれた。





「さぁ、日が暮れる前に始めるぞ」





「「はーい」」





それから5時の音楽が流れるまで私達は綱引きの練習に励んだ。





「あ〜……づがれだ…」





帰る頃にはみんなヘトヘトで。





「じゃーここで解散にしよっか」