完璧王子の裏の顔。







「お前ら何してんの」





こ、この声は……





嫌な予感がして恐る恐る振り返るとそこには"自分でやれ"と言った篠原くんがいた。





「あっ!毒舌王子!」





「なんだよそれ」





苦笑いしながらこちらにやってくる毒舌王子。





「なんか用?…あっ!それともまた私を奴隷にしようとやってきたの!?」





もしそうだとしたら逃げる!体育祭の練習をこんな奴にジャマされてなるものか!





「ちげーよバカ、お前が綱引き教えろって俺にお願いしてきたんだろ」





え?教えてって言った時は自分でやれって言ってたのに…