完璧王子の裏の顔。







 小町のおかげでなんだか元気が出てきた。





 時間はたっぷりあるんだもんね、うじうじしててもしょうがない!





 元気を取り戻した私はこの調子で体育祭も頑張ろうと心の中で意気込んだ。





 あれから数日経って、今は奇数と偶数のクラスに分かれて体育祭の合同練習をしている時。





 他のクラスの人とグループになって練習する時間になった。





 「愛深ー!一緒に練習しよ!」





 「うん!」





 小町に誘われて一緒に綱引きの練習をする。





 実は小町に訳を話した後、帰りのHRで二人で綱引きをすると小町が先生に話してくれた。