完璧王子の裏の顔。







うぅ〜……銀河が優しい…っ





いつも意地悪して悪魔みたいなわるーい笑顔ばっかり見せてくる銀河が今日は優しい笑顔見せてくれる。





その笑顔に思わず胸がきゅんと高なった。





「お?惚れ直したか?」





「え?」





銀河の言葉の意味がわからずちんぷんかんぷんで頭を悩ませていると銀河が私の耳元に近づいてきて、今から外行くぞ、と言い出した。





えっ!?





今から外行くぞって今から!?





今は夜も更けている21時30分。





こんな時間に外に出ても大丈夫なのかな……





私が戸惑っているのを察したのか、許可ならおばさんから取ってるよ、とさらっと危ない事を言った。