「ひぅ……っ、ぅ…っ」 気がつけば、涙が溢れていた。 銀河に会えない。2年生になるまで…会えない。そう思うともっと泣けてきちゃう。 まるで…水を含みすぎたスポンジのように、顔から涙がぽたぽたと出てきちゃう。 ベットの上で体育座りをしながらべそをかいていると着信音が部屋に鳴り響いた。 自分の頬を伝っている涙を袖口で拭ってから鳴っているスマホに手を伸ばすと画面に写っている名前は、私が求めていた人そのもので。 ぎ、銀河……っ! スマホに映る2つの文字でうさぎみたいに跳ね上がってしまった。