完璧王子の裏の顔。







最近になって始めたヘアアレンジの特訓。





少しでも銀河に可愛いって思って欲しくて始めた。





だけど不器用だからなかなか上手くいかなくて苦戦する毎回。





髪のセットが終わる頃には普段家を出る時間より15分オーバー。





や、やばいっ!





カバンにお弁当を入れて玄関に向かう。





「お、お待たせ銀河!」





「おう」





急いでローファーをはいて家を出る。





「行ってきまーす!!」





「お前朝から忙しいんだな……」





登校中の何気ない会話も嬉しかったりする。