キーンコーンカーンコーン──
「きりーつ、れー」
4限目の授業が終わり、お弁当を食べようとカバンをさばくっていると廊下から女子達の黄色い声が聞こえた。
ん···?なんか廊下騒がしくない?
そこへお弁当を持って私の席までやってきた小町が廊下を見ながらやってきた。
「ねぇ愛深、なんか廊下うるさくない?」
やっぱり小町もそう思ってたんだ···
「そうだよね?誰かいるのかなー?」
「もしかして、イケメンがいたりして···!?」
小町が目をキラキラさせて『廊下見てくるー!』とスキップしながら離れていった。



