完璧王子の裏の顔。







「げっ!もう行かなきゃ!」





トーストを口にくわえて家を飛び出した。





「行ってきまーす!!」





ひぇー!遅刻ー!





口をもぐもぐ動かしながら駅へと続く道を走っていく。





待ち合わせ場所に着くと大時計の前に女子の人だかりが。





誰かかっこいい子がいるのかな?芸能人とか!?





そーっと人だかりに近づくと見覚えのある顔があった。





女子に囲まれていたのは篠原くんだった。





「もしよろしければこれから一緒に遊園地行きません!?」





「違う!この人は私達と映画行くの!そうですよね!?」