小町と接客の仕方たくさん練習して完璧にしたのに…… ガックシしてハートダウンしていると頭にあたたかい何かが乗った。 え…何? 「俺がお前の生まれて初めて対応するお客さんになってやるよ」 「え?ほんとに?」 「あぁ。だから注文頼む。フレンチトーストとコーヒー。ブラックで」 ……!! 「っ、はいっ!!」 私はいつも以上の笑顔を篠原くんに向けてスイーツを作っているキッチンへ急いで向かった。 「ったくアイツは。……こっちの気も知らないであんな可愛い笑顔見せやがって……」