ぺこりと頭を下げてその場を立ち去った。 でもなんか……やけに視線を感じるような…? 気のせいかな? 「なぁなぁ、さっきの子めっちゃ可愛くね?後で声かけてみよーぜ」 「そうだな!あの子メイド服すげー似合ってたし。まじで可愛い」 その時、2人組の他校の男子大学生の前にふっと黒い影が現れ── 「……おい、お前達。アイツに手出したらタダじゃおかねぇからな」 大学生に囁いたその人の顔は笑みを浮かべてはいるが目は───笑っていなかった。 「……っ、行こーぜ」