はぁ〜··· 『奴隷になんてなりません!』 なんて言って図書室を飛び出してしまったんだけど··· 次の日。 「高橋さん」 なんでコイツが私の目の前にいるんだっ! 私に迫る綺麗な顔。 「奴隷になる話はお断りしたはずですが」 "あんたなんか嫌い"と言う気持ちも込めて思いっきり睨んでやる。 「ふっ···そんな睨み、効かないよ?」 爽やかな笑顔で近くまでやってきて。 「むしろ、余計興奮するんだけど?」 私の耳元で私にしか聞こえない様な小声で意地悪く囁いた。