目を開ける。




知らない天井。





ここ、どこ?




ズキン。




いった。頭痛え…。



レミがゆっくり首をめぐらす。



え?




テーブルに向かって、ノーパソを



触ってる那智さん…。



え?!那智さんっ?!



レミが急に起き上がる。



「痛っ」




頭痛いー。



クラブレッドの地下。




時計は10時を指している。




え?朝?



何でここに。




何で那智さんが



いや、何で那智さんとレミがここに…




思いださ無い方がいい気もするのは




何で…?



「やっと起きたのかよ」



那智さんはパソコンから目を離さず言ってから



こつちを見た。



レミを見た途端。



那智さんは爆笑した。



えええー?!




「…ふ、はははは。」




散々ひとの顔で笑ったあと




「顔洗ってこい」



那智さんが言う。



事務所の洗面所で自分の顔を見たレミ。




絶句。



そりゃ、那智さん笑うわ。



目は晴れてるし



マスカラやシャドーが顔中に!!



恥ずかしい…




レミは急いで顔を洗った。