並んで腰掛ける優香と翔輝。
そいうえば
いつだったか、
こうやって2人で並んで
キレイな月 見たね。
あの頃は
こんな風に
なるなんて思いもしなかった。
こんなにも
翔輝に恋するなんて。
優香に横顔を、見せていた翔輝が
こちらを向いたのがわかった。
ん?
見つめ合う2人。
「もう、会えない」
突然そんなこという翔輝。
え?
何?
「なに、言ってるの?」
言葉が思考に受け入れられないよ?
「ゆうじがやられた。」
「え!?
やられたって…
ゆうじくんっ、大丈夫なの?
今…」
「重体で、入院してる」
「他にも何人もやられた。」
変わらないものなんて、無いんだな。
ここらでもう、ブラアイに喧嘩しかける
奴らなんていないと
胡座をかいてた。
やつらは
本気でブラアイを潰すつもりだ。
日曜日の夜
一斉に ブラアイの末端を攻撃した。



