「…か、 優香っ」 腕を捕まれる。 「翔輝?」 「どうしたの?」 汗だくの翔輝。 まるで、いつもと変わらない様子の 優香。 「?」 優香のその様子に逆に戸惑う翔輝。 「…追いかけてきてくれたの? 大丈夫なのに」 優香は少し笑ってそう言った。