姉さんの居場所?
兄さんは、僕に、姉さんの居場所を教えたんだ。
僕は、悩む間もなく、とにかく、ホテルに急いで向かった。
勝手に、足が動いたんだ。
『まるでストーカーだな』
そう自分で言いながら、ホテルの前までやってきた。
走ったから、少し息が切れている。
兄さんは…
居場所を教えて、僕に、姉さんを託したんだ。
自分は、あの女性と一緒になるつもりなのか?
どちらにしろ、兄さんは…自分を愛してくれている姉さんを、捨てたんだ。
僕は、姉さんに告白するべきか?
こんな状況で告白なんて、確かにズルいよな…
それでも、好きだって言うべきなのか?
どうしよう、部屋まで押しかける?
ここで待つのは、本当のストーカーだ。
夢中で来たものの、やっぱり最後まで優柔不断だな、僕は…
『凌馬…君?』
ハッとして、聞き馴染みのある声の方に振り向いた。
兄さんは、僕に、姉さんの居場所を教えたんだ。
僕は、悩む間もなく、とにかく、ホテルに急いで向かった。
勝手に、足が動いたんだ。
『まるでストーカーだな』
そう自分で言いながら、ホテルの前までやってきた。
走ったから、少し息が切れている。
兄さんは…
居場所を教えて、僕に、姉さんを託したんだ。
自分は、あの女性と一緒になるつもりなのか?
どちらにしろ、兄さんは…自分を愛してくれている姉さんを、捨てたんだ。
僕は、姉さんに告白するべきか?
こんな状況で告白なんて、確かにズルいよな…
それでも、好きだって言うべきなのか?
どうしよう、部屋まで押しかける?
ここで待つのは、本当のストーカーだ。
夢中で来たものの、やっぱり最後まで優柔不断だな、僕は…
『凌馬…君?』
ハッとして、聞き馴染みのある声の方に振り向いた。