「つくもを、どう思うって……」 戸惑いが声に乗る。 呟いてから小さく息を吐き出した花は、ドクン、ドクン、と鳴る鼓動の音だけを、やけに鮮明に聞いていた。 八雲は今、何を思って、花に問いかけているのだろう。 八雲は一体、どんな答えを待っているのか──。 到底、答えなど見つけられない花は、ゴクリと喉を鳴らして視線を逸した。 「あの、私……」 言いかけて、言葉を止める。 花は今、自分がつくもに対する想いを口にしたら、自分の中の何かが大きく変わってしまう気がして口にすることができなかった。