俺は、今蒼汰と屋上にいる。

「なんさー憂太ーせっかく茉莉の事咲ちゃんに
 聞こーと思ったのにー」

「お前、咲空をあんま困らせんな」

「あーそーゆーことぉ」

「お前茉莉の事まだ、言ってねーのかよ」

「だって、茉莉この事について何と言うか鈍感なんだよ」

全然気づかないしーと結構落ち込んでる
一応親友?の蒼汰。
俺だって蒼汰の恋愛話何て聞きたくねーよ
でも、咲空のあの顔…
ヤバいだろ
俺の幼なじみでガキその頃から好きなヤツ
地毛の栗色の少しカールのかかったふわふわの髪に
色白の肌。
大きい目にビッシリの睫毛は陰が出来るんじゃないかってぐらい。
とにかく可愛いすぎる幼なじみ。
無自覚だろーけど…
頭脳明晰、運動神経抜群。
産まれたときから15年間モテ続けている。

「咲ちゃんの事大好きだもんねー憂太くんは」

「うっせっ」

「僕に言うぐらいなら咲ちゃんには、言ったんだよねー」

「蒼汰のくせに生意気なんだよ」