ある日の朝、いつも通り朝食を準備していると、奏悟が来た。
「おはよ。奏悟。」
「……」
奏悟に無視されるのも慣れた。
朝食の準備が終わると、他の人が起きてくる。
朝食中、奏悟は俺の方をチラチラ見ていた。朝食が終わると、祐司や蒼司は着替えに行く。その間に俺は片付ける…筈だった。
「兄貴!」と奏悟は俺の胸ぐらを掴む。
「そう、ご…」
「兄貴さ!ふざけてんの?」
「はぁ?」
「兄貴はなんで母さんが死んだのに笑ってられるんだよ!」
「…」