「別に良いだろ父さん…あんたは俺らを育てる気はないようだし、決めるのは俺だ。」そう言うと父さんは気不味い顔になり、和室に戻って行った。
「兄さん…」怯えた顔で俺を見る景都に、
「大丈夫だよ。ちゃんと面倒みろよ。」俺はそう言って自室に戻った。
勉強中、扉をノックする音がした。
「はい。」と開けると、犬を抱えた景都が立っていた。
「どうした?」
「兄さん。ありがと。お礼言いに来たんだ。兄さんが許可してくれなかったら俺、この家出て面倒みるつもりだったから…」
「そうか…」
「父さん、変わったね。母さんが死んでから…奏悟兄さんも…」
「そうだな。」
「兄さん…」怯えた顔で俺を見る景都に、
「大丈夫だよ。ちゃんと面倒みろよ。」俺はそう言って自室に戻った。
勉強中、扉をノックする音がした。
「はい。」と開けると、犬を抱えた景都が立っていた。
「どうした?」
「兄さん。ありがと。お礼言いに来たんだ。兄さんが許可してくれなかったら俺、この家出て面倒みるつもりだったから…」
「そうか…」
「父さん、変わったね。母さんが死んでから…奏悟兄さんも…」
「そうだな。」


