蒼司が帰って来ると、俺は祐司を呼んだ。顔を合わせると嬉しそうに笑った。
その姿は微笑ましく。
「祐司も調子良くなったし、今日から部屋に戻っていいよ。」そう言うと、パァと顔を輝かせた。これでも中学生なのが信じられない、小学生ぽさが未だに残っていた。