今回作るのはみんな大好きハンバーグ、から揚げにポテトサラダ、グリーンサラダ、人参のポタージュ。
ケーキは青波先輩の時と同じく、海さんにお願いして18時に届けてもらうことになっている。
「ジャス頑張ってねぇ」
「黄海くんも紗彩さんに迷惑をかけないように努力して下さいね」
「はぁい」
凜くんと緑川先輩の謎のやり取りをよそに八代先輩と私は肉の仕込みに取りかかる。
「朱鷺田さん、慣れてきたね。ボクはまだまだだ」
「そんなことないですよ。すごく手際良いと思います。私なんか最初料理するってなった時包丁をノコギリのように扱うし、調味料の名前も分からないしで大変だったんですから」
「そうなんだ。お嬢様って料理しなさそうだもんね」
「一応花嫁修行ということで料理してもいたんですよ。でも才能がなかったようで上達が遅いんです」
「そうかな?」
と八代先輩と話していると、
「さあやんの独占ゆるさな~い!」
「痛い痛い。黄海くん、やめろ」
凜くんが八代先輩の耳を引っ張った。
「ちゃっきーにはさあやんを渡さない!」
「いやいや、そういうのじゃないって。ボクはそもそも、ひーにゃんとるなるなが好きだから恋愛感情にはなり得ないよ」
ひーにゃん?
るなるな?
魔法の言葉ですか?
私がポカンとしていると、凜くんが説明を始めた。
ケーキは青波先輩の時と同じく、海さんにお願いして18時に届けてもらうことになっている。
「ジャス頑張ってねぇ」
「黄海くんも紗彩さんに迷惑をかけないように努力して下さいね」
「はぁい」
凜くんと緑川先輩の謎のやり取りをよそに八代先輩と私は肉の仕込みに取りかかる。
「朱鷺田さん、慣れてきたね。ボクはまだまだだ」
「そんなことないですよ。すごく手際良いと思います。私なんか最初料理するってなった時包丁をノコギリのように扱うし、調味料の名前も分からないしで大変だったんですから」
「そうなんだ。お嬢様って料理しなさそうだもんね」
「一応花嫁修行ということで料理してもいたんですよ。でも才能がなかったようで上達が遅いんです」
「そうかな?」
と八代先輩と話していると、
「さあやんの独占ゆるさな~い!」
「痛い痛い。黄海くん、やめろ」
凜くんが八代先輩の耳を引っ張った。
「ちゃっきーにはさあやんを渡さない!」
「いやいや、そういうのじゃないって。ボクはそもそも、ひーにゃんとるなるなが好きだから恋愛感情にはなり得ないよ」
ひーにゃん?
るなるな?
魔法の言葉ですか?
私がポカンとしていると、凜くんが説明を始めた。



