どれだけ長い間だったのか。 意識を失う寸前のところで音羽くんはキスをやめてくれた。 そして言った。 「僕は君にどう思われようといくら君が他に好きな人ができて僕と別れようとしたって絶対に離さない。ていうか今日君と話してた男。大山だっけ?あいつと今度もしまた話したりしたらあいつ殺すから。」 彼の目は本気に見えた。 私はもう、彼からはなれることができないのかもしれない・・・―。