自宅に着いた

俺は彼女が怖がらない様に手を繋いだ
彼女は知らない所だと不安だろうから…
手が少し震えている

「瞳ちゃん
大丈夫だから…僕がいるから」

「はい!
新田さんがいるから大丈夫です」

中に入ると執事にメイド達が並んでいた
彼女は俺の後ろに隠れた
あまりにもたくさんいたから
びっくりしたみたいだ

みんなが一人一人丁寧に彼女に挨拶をした
彼女は安心したのか俺の後ろから出てきて

「こんにちは 望月 瞳です
よろしくお願いします」

頭を下げて挨拶をした
でも手はギュッと握られていた

それから彼女の部屋を案内した

「新田さん!お人形がたくさんあります
ベッドもあります
とっても綺麗なお部屋です」

少し興奮気味だった

「気に入ってくれましたか⁇」

「はい!とっても」

「瞳ちゃん僕の話を聞いてくれますか⁇」

「はい」

彼女はじっと俺を見ている