周くんはガタッと音を立てて、座っていた椅子から立った。 「……じゃ、茉莉乃あとでな」 周くんは私の肩を叩き、その場から離れた。 ーー私は今日健永に告げようと決めていたことがあった。 「茉莉乃から俺に話?なに、急に改まってさ」 休日で少し周りもざわついているカフェ。 でも、今の私には自分の心臓の音しか聞こえていない。