『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜


ドーンドーンドーン…



「先生、ベランダ出てもいい?」



「いいよ」




外の風は夜の風になってた


先生から離れたから
少し肌寒く感じた




中からタバコの匂いがした

先生またタバコ吸ってる



友香
今ごろ小林くんと花火行ってるかな…


浴衣で行くってLINEが来てた




浴衣で手を繋ぐふたりが浮かんだ


いいな…




ドーン…ドーン…



「寒くない?」

先生が隣に来た



「少し、寒い…」



「なんか、着るの持ってくる…」



先生はパーカーを持って来て
私の肩に掛けてくれた



「ありがとう…」




先生、ホントはね

抱きしめてほしかった



あの時と変わらないね

雨で濡れた私にジャケットを掛けてくれた時



なんだ

やっぱり私達は進んでないんだ



先生と生徒なんだね