やがて1台2台と、続々と詰めかける赤いクルマ!
目を覚ました息子はわけもわからず目が点。

うちのすぐ横に防火水槽があるのでそっから水を汲み上げホースが伸びる伸びる!

近所の人もみんなあつまっちゃって大騒ぎ。
うちの庭はホースだらけだし、前の道路は消防車だらけだし(Θ_Θ)

しかし当事者たちは意外に冷静で。

「すげー!あと少しでうちまで来たよあれ!」

なんて。

気付けばわたしの母が道路から走ってきて。

「ちょっとなにこれ?車入って来れんがね!」

そこが問題?!

「あんなとこまで火が来てるの?!」

目を丸くしていたり。

そしてうちのばあちゃんは私に、父に電話しろと。
で、電話しますと。

「ねぇ、うちの裏、火事なんだけど」

『はぁ?うちが燃えとるの?』

「いや、裏の山。今消防車来てる」

『ふぅん、あ、今日飲み会だで遅くなるわ』

「あそう。……おばぁが一回帰って来いっていってるけど」

『あぁ~?めんどくせぇなぁ』

と、こんな父親。いいんか?!