ノクターン


私達はすぐに仲良くなった。

縄跳びをしたり、近くの森まで散歩したり。


智くんといると あっと言う間に時間が過ぎた。

智くんのお母様が迎えに来たときに
 
「明日も遊ぼうね。」と言って智くんは帰って行った。
 


智くんの家の別荘は、私の家から歩いて15分くらいの場所だったので、子供の足でも行き来ができる。

翌日も、その次の日も智くんが東京へ帰るまで毎日、私達は一緒に過ごした。
 


近くの林を探検したり、かくれんぼをしたり。

時には 私の家で木の葉や小枝を集めて工作をした。

智くんの別荘でも遊んだ。

別荘の庭にバスケットボールのゴールがあって、私は智くんにシュートを教えてもらった。
 


智くんと遊んだ時間は キラキラ輝いていた。

智くんは地元の子供達とは何かが違っていた。

言葉使いや動作がスマートで紳士的だった。

一緒に遊んでいると私まで都会の子になったような気がした。

私がはじめて感じたカルチャーショックと優越感だった。