本人の口から語られる『本当の話』に、緊張でドキドキしてる自分がいる。
「だからお願い。絶対悪いようにはしないから。郁田さんのことだってちゃんと気持ちよく────」
夏目くんの細い指が私の頬を撫でた瞬間、
「お前ほんとだるいっ」
「気がつかなかったのが悪いだろ〜!」
っ?!
更衣室の外から何やら人の話し声がした。
足音がどんどんここに近づいてくる。
嘘、人が来る?!
こんなところ見られたら絶対また変な勘違いされちゃうよ!!
どうしよう!!
「こっち」
「……へっ、」
突然、夏目くんが私の手をつかんだかと思えば、彼は更衣室の中に設置されたシャワー室の中に入っていった。
シャッ
シャワー室のカーテンが閉められたと同時に、「どこだよ、俺のスマホ〜」なんて声が更衣室に響いた。



