保健室で寝ていたら、爽やかモテ男子に甘く迫られちゃいました。


反省の色がまるでない。

確かに、うちの学校には普通の自販機ともう一つアイスの自販機も設置されている。

だからって。

人と話すときに食べながらやってくるなんてどうかしてる。

しかも、私がメッセージで呼び出したのはお昼休みの時。

この人、私に放課後会うってわかっててのうのうとアイスを買ったんだ。

私が怒ってる理由をわかっててそれを楽しんでいるかのようにしか見えない。

ムカつく……。

「なんでアイス食べてるの……」

「そんなカッカしないでよ。ほら、郁田さんの分もちゃんとあるんだからこれでその熱くなった頭冷やしな?」

「……えっ、あ、ありが──」

ってちがーーう!!

危ない危ない。

差し出されたアイスに伸びた手をすぐ引っ込める。

「ん?食べないの?」

不思議そうに首を傾げながらそういう夏目くん。
わざとらしいったらありゃしない。