保健室で寝ていたら、爽やかモテ男子に甘く迫られちゃいました。


本格的にヤバいかも───。
そう思った時。

「っ、夏目、くんっ───」

突然、胸をトントンと叩かれて。
互いの唇が離れる。

「……止めなくていいって言ったのに」

少しふて腐れた声で言えば、

「いや、そうじゃなくてっ……。なんて言うか、夏目くんと今、こうしてるのすっごく嬉しくて。その、……ありがとう」

「……っ、」

どこまで俺をおかしくさせたら気が済むの。

「そんなの俺だって……」

「……だから、もっと、して。涼々」

「……っ?!」

彼女のせいでいつだって、俺の体温は高くなる。出会ったあの頃からずっと。

きっと今、史上最高の熱さで。

「……煽ったの、郁田さんの方だからね」

その熱で、たっぷり溶かしてあげるから、覚悟しててよ。


「好きだよ、菜花」






───END───