保健室で寝ていたら、爽やかモテ男子に甘く迫られちゃいました。




あっという間にやってきた修学旅行最終日。

午前中の工場見学も無事に終わり。

今はお土産屋さんが並ぶ通りで、みんなが思い思いお土産を選んでいる。

私は光莉たちとお揃いのストラップを選んだりして。

お家にはもちろん、おばあちゃんたちにもお土産を買いたいなあなんて思いながら、お店を見て回っていると。

「あっ」

あるものが目に映った。

メンズもののハンカチ。

いろんなデザインのものがあって、そのコーナーに釘付けになってしまう。

「これ……」

一つ、一番気になって手にとったのは、青藤色の生地に、小さな黒猫の柄が控えめに散りばめられたデザイン。

なんかこのデザイン、すごい夏目くんっぽいな。

普段は爽やか仮面を被っているけど、実は影がある感じが、黒猫っぽいというか。

これ、夏目くんに……。

いや別に、下心とかではなくてっ!!

ネックレスのこととかTシャツのこととか。
色々とお礼を兼ねてと言いますかっ。

私だけ与えられてばっかなのは違う気がするし。

「……それ、夏目に?」

っ?!