「えっ……」
目線を戻してよく見ると、彼の後ろに彼の友達らしき人たちが数名立っていた。
気のせいかもしれないけど、みんなニヤついてるように見える。
なんだか嫌な予感。
「キミ、ひとり?」
「い、いえ、友達と回ってたんですが……」
「はぐれたんだ?」
「あ、いや……でもすぐ近くに……」
どこにいるのよ光莉!
目をキョロキョロと動かしてみても、焦りもあってか全然見つけられない。
「なに、迷子?囲まれて怯えてんじゃん。可愛い〜〜」
「どっから来たの?」
「友達一緒に探してあげるよ〜」
「ついでに連絡先交換しようよ!」
「え、あのっ……私は大丈……」
男子生徒たちの質問攻めに軽くパニックになっていると、1人にガシッと手首を掴まれた。
やばいっ。
振り解かなきゃ。
そう思ってギュッと目を瞑った瞬間。
「あの、嫌がってるので離してくれません?」



