保健室で寝ていたら、爽やかモテ男子に甘く迫られちゃいました。




「菜花〜!楽しみだね〜!修学旅行っ!!」

「うんっ」

始業式から早くも1週間が経ったお昼休み。

光莉たちが、さっきの授業でもらった修学旅行のしおりを眺めながらそう言った。

そう。

私たち2年生は3泊4日の修学旅行を2週間後に控えているのだ。


正直、私もかなり浮かれている。

グループは好きな人たちと組んでいいって事で、部屋も班行動も全部、光莉たちと一緒だし。

「……あ、あのさ」

いつものメンバーでお昼を食べながら修学旅行のことで話していると、

突然、雪ちゃんがテンション低めに声を発した。

みんながどうしたんだと、持っていたお箸を置く。

「2日目の自由行動なんだけど……私抜けても大丈夫かな」

「……えっ?どうして……あっ、」

光莉が質問しながら何かを思いついたようなそぶりを見せると、

「……もしかして、長山くん?」

百合ちゃんが控えめにそう言った。