「えー!そうなんだ!夏目くんに好きになってもらえるとか幸せ者すぎるよその子!」
光莉たちがわーきゃーと騒ぎ出してなんだか楽しそう。
こっちの気も知らないで……。
「んーどうだろう。俺、その子に嫌われてるから」
「はぁー?!夏目くんが嫌われるー?!」
「あー光莉光莉光莉!そろそろ体育館行かないと!始業式、始まる!」
夏目くんとみんなの間に入って慌ててそう言って会話を遮ると、
スマホの画面を確認して「ほんとだ!」という雪ちゃんの声を合図に、
夏目くんと別れることができた。
はぁ……一体なんの真似なの夏目くん。
絶対、からかってる。
私がどんな反応するのか見てるんだ。
ほんとそういうところ性格悪いよね。
思ってないことが良くペラペラ出てくるよ。
身体目当てで私に声かけてきた男だ。
それが私を好きだなんて。
そんなの絶対、おかしいもん。



