保健室で寝ていたら、爽やかモテ男子に甘く迫られちゃいました。


「開けて、いい?」

「もちろん!」

ママさんの声で、その小さい手でラッピングされた箱を解いていく。

「はっ!!これ!!瑠々がずっと欲しかったもの!!なんでわかったの?!欲しいって言ってないのにっ」

袋の中に隠れた、お人形セットを見て瑠々ちゃんが目を輝かせる。

「フフッ、そりゃあ瑠々のパパとママですから」

ママさんがそういうと、瑠々ちゃんが少し頬を赤らめてすっごく嬉しそうに笑った。

「ママ、パパありがとうっ!!」

「どういたしまして」

はあ……本当に素敵な家族だな……。

この一家団欒の幸せな空間に自分が混ぜてもらえていることが嬉しくて。

夏目くんにおもちゃのあれこれを嬉しそうに説明しているのに夢中になっている瑠々ちゃんを眺めていたら、

隣に座るママさんが、私に耳打ちしてきた。

「……瑠々ね、欲しいもの聞いても全然答えなかったんだけど、あのおもちゃのCMが流れるたびにすっごい見てるから。わかりやすいのよ」

「あ、なるほど!!瑠々ちゃん、可愛いですねっ」

そう答えれば、ママさんも嬉しそうに頷いて。