「菜花、今日友達の誕生日会に行くって言ってたけど……」
「うん。そうだよ」
「それって本当に友達?」
「は?なにそれ……」
私が瑠々ちゃんへのプレゼントが入ったラッピング袋を持って帰って来た日、
ママに、中身はなんなのか尋ねられて、とっさに友達へのプレゼントだって言ったけど。
突然それを疑うってどういうことだ。
瑠々ちゃんが私にとって友達なのも本当だし。
「それ、前に菜花がデートした夏目くんって子にあげるんじゃないの?」
ニヤニヤしながら、私のベッドに置かれたそれに目線を向けながらママが言う。
本当変なところで勘がいいんだか悪いんだか。
「あんなやつにあげるわけないじゃん!」
「あらそう?なーんか夏休み始まって菜花の様子がいつもと違うから、何かあったのかな?って気になって」
はぁ……もう、めんどくさいなあ。
そりゃ、何もなかったわけではないけれど……。
夏目くんの部屋で夏目くんの過去を聞いた日のことがフラッシュバックする。



