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「今の家にお世話になって2年ぐらいが過ぎた頃、妹ができたって聞かされて」
夏目くんの家で夕飯をごちそうになって。
瑠々ちゃんとたくさんおままごとをして。
とっくに外が暗くなって、私を家まで送ると言ってくれた夏目くんが、隣を歩きながら話し出した。
「自分と一切血が繋がってない人たちの子供を突然『妹』だなんて言われても全然実感湧かなくて……」
「……そっか、」
「瑠々のことは可愛いよ。すごく。本当の兄みたいに慕ってくれて。ついこの間まで『涼々と結婚する〜』なんて言ってたのにさ〜。ライオン組のナオくんって誰だ。どこの馬の骨」
「……」
なんだかんだ言いながら、立派なシスコンなんじゃない、とツッコミたかったのを我慢する。



