大翔がいつまでも孝明を忘れられない理由がわかったような気がして、哲也はフッと息を吐く。

孝明と会えたら大翔は救われる。

孝明は必ず大翔を助けてくれる。

哲也は少し肩の荷を下ろして、午後の仕事を始めた。