大翔が無事でよかった。

でも大翔はみどりを避けている。

みどりに真実を問い詰めることさえしない。

大翔はみどりを切り捨てた。もうみどりを求めていない。

謝ることも抱きしめることも許さない。
 


まるで孝明のような鮮やかさで、みどりに姿を見せない大翔。

大翔を傷付けたのはみどりなのに、取り残された寂しさにみどりは涙を流す。

そして両親に知られずにすんだことに安堵するみどり。

その安堵が、さらにみどりの涙を誘う。