Keeper.ll





ぷは、と顔を上げた相澤は驚いたように言った。

「お前、意外と天然タラシなんだな。」

『は?』


いきなり何を言っているの。それに私は天然タラシなんかじゃない。そういうのは【あの人】みたいな人のことを言うものだ。


不服そうな顔をしていたのか、ハハッと笑われた後にデコピンされた。


『いたっ!なんなの!?』


つい数日前までめちゃくちゃ冷たい態度取ってきたくせに!!軟化するスピード早すぎない!?


「俺の中学、学ランだったからなんか中学生に戻った気分になったわ。懐かしいー、って。だけどあれだな、成長はしてるわけだから見える景色も違うし、すげぇ変な感じしたわ。

そう言えば、俺と龍喜に千歩は幼なじみだって知ってるか?」


『うん、千歩に聞いたけど。』


そうか、と息を着く相澤。

「俺たちと律も同じ学校なんだぜ?」


『へぇ〜!』


素直に意外。てっきり高校になってからだと思ってたけど……そういう話聞いたっけかな。


「でもあんまり話す機会とかなくてよぉ、話しやすいには話しやすいんだけどな。仲良くなりきる前に雪に取られちまったしなぁ〜。」


『私は何を聞かされているの?』


いやほんとにいきなり何を言い出しているんだこいつは。というかこの時間はなんだ?