「絶対に大丈夫…とは言いきれないけれど、今のところはそういった情報は出ていないよ。心配してくれてありがとうね。
それに一応ここの体育祭には俺たち神龍のOBも来ることになっているから、もしも変な観客がいたら連絡してくれるように頼んでるよ。」
心配してくれてありがとうね、と時友は笑う。
でも、希望さんは襲ってくる可能性があると言っていたし油断は出来ないよなー。でも対処できる人間が私たちだけじゃないって知って、少し安心した。
『そういえば千歩をいじめた主犯格の女の子たちはどうなったの?』
そう、聞きたくはなかったけれど興味があった部分。
「確か、一歩間違えれば生徒を傷つける行為だってことで退学でしょ?その後は多分、風呂に沈んだと思うよ。その子たちは家庭環境が複雑らしくてね。心配してくれる両親もいないみたいなんだ。」
両親がいてくれたらあんなことはしなかっただろうね、と伏せ目がちに言う時友は何を思っているのだろう。
それにしても意外と真っ当な理由だな。そりゃそうだよな、暴力沙汰の話だし、もしもタイミングがズレてたら他の生徒かる襲われていた可能性ある。
私たちが郎が歩いていたら敵が飛び出して来たわけだし。アイツらが神龍が来たら襲えって命令を受けていたならまだいいけど、通りかかったやつを襲えという話だったら……。
つくづくとけが人が出なくてよかっと思ったわ。


